(株)ともクリエーションズの渡邊桃伯子です。 あけましておめでとうございます。 2021年が皆様にとって良き年になることを切に願っております。 ◇【桃伯通信】は、渡邊桃伯子のお知り合いの方に弊社システム 「サポチュー」のメール配信機能を使ってお送りしています。 ご不要な場合はお手数ですが、こちらへアクセスして、メールアドレス をご入力ください。 https://www.supportyou.jp/sy/form/23/ ◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【桃伯通信】vol.111 2021年は「DX」を進めよう!                         https://www.tomocre.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆ ◇◆桃伯子のコラム◆◇ 「DX・・」という言葉をいろいろな場所で、例えばタクシーの広告等でも 目にしませんか。 「DX」とは、デジタルトランスフォーメーション(Digital Transformation) の略称で、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン (Eric Stolterman)教授が提唱した「デジタル技術が、人々の生活をあら ゆる面でより良い方向に変化させる」という概念です。 日本では、2018年に経済産業省が発表した「DX推進ガイドライン」によって 広く知られるようになりました。 この中でDXの定義は、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データ とデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、 ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企 業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」となっています。 DX推進ガイドライン 経済産業省 https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181212004/20181212004.html 経済産業省が「DX」を推進する理由の一つに『2025年の崖』問題があります。 各企業の既存の基幹システムを2025年までに刷新しないと、甚大な経済損失 (年間最大12兆円)が発生する可能性があるというのです。 テレワークで各企業のIT環境の整備やセキュリティ対策が遅れていることが 露呈したこともあって、「DX推進」の掛け声が一層大きくなっています。 経済産業省の広報サイト 特集「DXが企業を強くする」(2020年11月) https://meti-journal.jp/policy/202011/ Withコロナ時代を迎えて、「DXへの取組み」は、日本のすべての企業に必要 だと言われています。特にデジタル化を課題としている中小企業にとっては、 将来のビジネス展開を考える上で、重要なポイントになります。 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では、2020年7月に、「中小規模製造 業の製造分野におけるDXのための事例調査報告書」で、14社の事例を発表し ています。また11月にはそのうちの3社の解説動画を公開しています。 「DX」のための事例調査報告書 IPA https://www.ipa.go.jp/ikc/reports/20200720.html 解説動画 https://www.ipa.go.jp/ikc/reports/20201104.html 事例では各企業とも、データの「見える化」や「標準化」を実施し、同業他 社との連携を図るなど様々な試みを行っています。 ご紹介したいのは、山形県の金型メーカー、株式会社IBUKIです。 まずデータと情報の「5S」から取り組んでいます。「5S」とは、「整理・整 頓・清掃・清潔・躾」を行う活動のことです。データや情報を必要なものに 絞ることにより、社内の課題解決につながったそうです。 次のステップとして、「PCに慣れよう」「便利さを知ろう」と、バーコード リーダーを導入し、タブレットを活用しています。そしてITに馴染んでから、 情報活用を開始し、伝票の電子化を進めています。 弊社のお客様にも、タブレットの導入によって、作業進捗や顧客状況の見え る化を図り、収益性の向上につながっている企業がありますし、情報共有に よって技術情報等の伝達がスムーズになり、組織改革につながっている企業 があります。 いずれの企業も、スタッフ全員が社内変革の必要性を理解し、データの一元 管理や業務の効率化・自動化に一丸となって取り組んでいます。 できることを着実に進めることによって、結果的に企業変革が実現できるこ とになるのです。 ◇◆お役立ちサイト情報◆◇ 「DXが実現する未来予想図。あなたの生活は、こう変わる。」というWebサ イトを富士通が公開しています。 例えば、病院に行かなくても医師がオンラインで診察が可能、薬の開発コス トが下がって医療費も削減・・・ということなどが描かれています。 また「DX」のキーワードになる、「AI」「ビッグデータ」「クラウド」「サ イバーセキュリティ」「5G]等をわかりやすいイメージで解説してくれてい るので一見の価値ありです。 DXが実現する未来予想図 https://blog.global.fujitsu.com/jp/2020-04-15/01/ ◇◆耳寄り情報◆◇ 博報堂の生活総研では、「未来のくらし」の博覧会をWebサイト上で開催して います。2020年のテーマは「私の時間が溶けていく」でした。 テレワークによって、時間の使い方が各人それぞれになってきました。 コラムでは「時間」から見た、私たちの生活の変化を描き出しています。 面白いのが「時間年齢診断」です。私の診断は「実年齢よりかなり低いです ね!あなたは"上の年代"からとても忙しい時期に平気で有給休暇をとる」と 思われているかも・・と出ました。(笑) みらい博 https://seikatsusoken.jp/miraihaku2020/ 時間年齢診断 https://seikatsusoken.jp/jikanshindan/ ◇◆近況報告◆◇ 全国各地の商店街を応援するために「Go To 商店街」キャンペーンが実施さ れました。横浜市中区の山元町二丁目商栄会では、2020年11月1ヶ月間有効 の商栄会の会員店舗限定のプレミアム商品券が売り出され、11月8日(日) には「プレミアム朝市」も開催されました。 「朝市」では近隣の販売者から出店を募りました。コロナで販売機会が なかった福祉作業所製作の商品を販売していた友人は、大勢の方々に 「頑張っているね・・」と励まされ、予想以上の売上に驚いていました。 大半がプレミアム商品券のご利用でした。 「Go To・・」については、いろいろなご意見があると思いますが、「Go To 商店街」は、商店街の活性化には有用な施策だと思います。これが単発に 終わらずに、今後も継続してもらいたいです。 Go To 商店街(経済産業省) https://goto.meti.go.jp/ 【桃伯通信】vol.111はいかがでしたか。 ご感想などございましたら、お気軽にメールして下さい。 これからも「桃伯通信」をよろしくお願い申し上げます。 バックナンバーは下記でご覧下さい。 https://www.tomocre.com/mailmagazine/backnumber01.html ◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邊桃伯子(わたなべともこ) 株式会社ともクリエーションズ http://www.tomocre.com/ E-mail:twatanabe@tomocre.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆