(株)ともクリエーションズの渡邊桃伯子です。 早いもので2017年も折り返し地点を過ぎました。九州で大規模な自然災 害が起きています。備えあれば・・・と言いますが、日頃から災害対策 をしておきたいですね。 ◇【桃伯通信】は、渡邊桃伯子のお知り合いの方に弊社システム 「サポチュー」のメール配信機能を使ってお送りしています。 ご不要な場合はお手数ですが、こちらへアクセスして、メールアドレス をご入力ください。 https://www.supportyou.jp/sy/form/23/ ◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【桃伯通信】vol.107 AIからIAへ                         http://www.tomocre.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆ ◇◆桃伯子のコラム◆◇ 人工知能(AI Artificial Intelligence)が3度目のブームを迎えてい ます。人工知能の定義には確定したものがありません。平成28年度版の 情報通信白書では、『「知的な機械、特に、知的なコンピュータプログ ラムを作る科学と技術」と一般的に説明するにとどめる。』と記述され ています。 AIは60年以上前から研究されています。1980年代からの第二次ブームで は、専門家の代わりとなるエキスパートシステムが世界各国作られまし た。私は三菱電機が1986年に製品化したAIワークステーション「PSI」 を使って開発された「講座履修システム」プロジェクト(昭和女子大学) のメンバーの一人でした。残念なことに当時のエキスパートシステム は実用化できませんでした。専門家の知識をすべて引き出すことが難し かったからです。 2010年代になってAIのブームが再来しています。技術進歩によって大量 のデータを用いて、人間の脳と同じようにコンピュータ自らが知識を獲 得する「機械学習」ができるようになったことが背景にあります。 1997年にチェス、2015年に将棋、2016年に囲碁の世界でAIがプロに勝利 するようになりました。AIの技術の実用化も進み、スマートフォンの自 動音声対話やロボット掃除機など、実際に使われているものもあります。 6月に開催された第1回 AI・人工知能EXPOで話題となったAI接客システ ム「KIZUNA(キズナ)」を見学してきました。「聞き返し」をすること で的確に回答することができ、多言語対応も可能です。やりとりをすべ てデータとして記録しているので、知識を増やしていくこともできます。 私は「KIZUNA]を横浜で外国人観光客向けに使えないかと考えています。 最近は、AIを人間の代替をするものとしてではなく、人間の可能性を広 げるための技術としてとらえる考え方もでてきました。IA(Intelligence Amplifier 人間の知能増幅)と言われています。 30年前、私は社会人向けの夜間大学院で、「人間の能力を増すためのコ ンピュータ利用」を研究していました。その当時は、コンピュータが人 間の知能を超える日が来るのかと思っていましたが、今や「AIからIAへ」 そんな時代がまさに始まっています。 人工知能(AI)とは 平成28年度情報通信白書 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h28/html/nc142110.html 人工知能(AI)接客システム https://www.tifana.com/kizuna/ ◇◆お役立ちサイト情報◆◇ 長時間労働等によって、肉体的精神的にダメージを受けるワーカーの 増加に伴い、メンタルヘルスが注目されています。 働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」は、今年度、 厚生労働省の委託事業として一般社団法人日本産業カウンセラー協会が 開設したWebサイトです。 「5分でできる職場のストレスセルフチェック」や「ストレス軽減ノウ ハウ」など心の健康確保のための様々なメニューが用意されています。 こころの耳 http://kokoro.mhlw.go.jp/about/ ◇◆耳寄り情報◆◇ 昨今、各メディアで「発酵食品」が特集されていますね。日本では昔か ら、納豆や味噌・醤油・漬物など数多くの発酵食品を食べてきました。 発酵食品には、免疫力アップやアンチエイジングなど美容と健康に優れ た効果があると言われています。 発酵食品の歴史や効用を分かりやすく解説しているのが「発酵食.com」 です。このWebサイトは、新潟発酵食品販売が開設しています。 発酵食.com https://hakkousyoku.com/ ◇◆近況報告◆◇ 今年から大学同窓の先輩諸氏と「俳句」を始めましたが、まだ未熟で 作品は発表できるレベルではございません。(笑) 先日も「季語」の使い方が正しくないとご指摘を受けたところです。 私は、ここ3年ほど「盆栽」にも取り組んでいますが、これからも日本 の伝統文化に触れる時間を大切にしたいですね。 【桃伯通信】vol.107はいかがでしたか。 ご感想などございましたら、お気軽にメールして下さい。 これからも「桃伯通信」をよろしくお願い申し上げます。 バックナンバーは下記でご覧下さい。 http://www.tomocre.com/cgi-bin/mailmagazine/backnumber.cgi ◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邊桃伯子(わたなべともこ) 株式会社ともクリエーションズ http://www.tomocre.com/ E-mail:twatanabe@tomocre.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆