(株)ともクリエーションズの渡邊桃伯子です。 気温が急に低くなり、体調を崩されている方も多いようです。 寒くなると私は体を温める根菜類をできるだけ食べるようにしています。 「健康はまず食事から」を実践したいものですね。 ◇【桃伯通信】は、渡邊桃伯子のお知り合いの方に弊社オリジナルの 同報メール送信システムでお送りしています。 ご不要な場合はお手数ですが、 https://www.tomocre.com/cgi-bin/mailmagazine/mm_cancel.cgi へアクセスして、メールアドレスをご入力の上「配信停止する」を 押してください。 ◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【桃伯通信】vol.63 インターネット調査は使えるか         http://www.tomocre.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆ ◇◆桃伯子のコラム◆◇ 世論調査の動向で総選挙の日程が左右されると報道されていますね。 世論調査は国やメディアなど様々な機関で日々行われています。 調査方法も、調査員が回答者に面接して行う方法や、電話によるもの、 郵送するものなど調査の目的や内容によって違ってきます。 インターネットを通じて回答してもらうインターネット調査は、マーケ ティングの世界では盛んに用いられ、「マクロミル」などのようなイン ターネット調査の専門企業も増えてきました。 インターネット調査は、短期間・低コストで調査が実施できることや回 答の集計分析が瞬時にできることなどがメリットと言われています。 内閣府では平成19年7月に「インターネットによる国民生活に関する意 識調査〜世論調査との比較分析〜」を実施しました。 その結果、インターネットと面接による調査では調査結果に違いが生じ ると報告されています。「生活に対する満足度」については、面接によ る調査のほうがインターネットによる調査よりも満足度が高くなってい ます。現段階ではインターネットによる世論調査が、既存の世論調査と 置き換わることはないというのが内閣府の見解です。 その一方で、インターネットを世論調査に活用していくためには、質問 画面の改良などが必要であるとの提言もされています。 内閣府のWebサイトのQ&Aには、「インターネットをお使いになる方とな らない方に意識の差があることなどから、インターネットによって国民 の意識を偏りなく把握することは非常に難しいことが、さまざまな研究 により分かっています。 このような理由から、内閣府の世論調査では、 より正確な調査を行うため、調査員が面接してお答えいただく調査方法 をとっていますので・・・」と記述されています。 確かに一人で回答する場合よりも調査員に質問されて回答する場合のほ うが、他人の目を少し気にするのかなという感じはいたします。しかし 対象世代によっては、インターネットの利用者かどうかで回答が異なる ということは一概には言えないのではないかと私は考えています。 内閣府の提言にもあるように、インターネット調査で回答者の意見を正 しく把握するためには、質問の仕方や回答時の操作性などを検討してい くべきだと思います。例えば質問に動画を使って対面風にしたり、回答 によって質問を自動的に変更していくなど、やり方によってインターネ ット調査を面談の調査に近づけていく方策はあるのではないでしょうか。 近い将来には、インターネット調査が面談による調査を凌駕する調査方 法になることを期待しております。 内閣府 世論調査 http://www8.cao.go.jp/survey/ マクロミル http://www.macromill.com/ 「インターネットによる国民生活に関する意識調査〜 世論調査との比較分析 〜」 http://www8.cao.go.jp/survey/sonota/h19-internet/index.html http://www8.cao.go.jp/survey/sonota/h19-internet/summary.pdf ◇◆お役立ちサイト情報◆◇ 残念なことに「食の安全」を脅かす出来事が立て続けに起きています。 独立行政法人農林水産消費安全技術センターのWebサイトでは、食について 消費者から寄せられた相談が食材ごとにまとめられています。 「カボチャを蒸かして食べたところ、皮のあたりが苦かったのはなぜか」の ように具体的なQ&Aになっています。 また、「報道・発表等」というメニューでは、農林水産省の他に厚生労働省 や内閣府食品安全委員会事務局などからの公式発表が掲載されています。 「食の安全」が気になるときにチェックしているWebサイトです。 農林水産消費安全技術センター  消費者相談事例集 http://www.famic.go.jp/hiroba/anzen_anshin_qa/consumer_index.html 報道・発表(関係府省分) http://www.famic.go.jp/hiroba/press/press_release2/20press/press-current.html ◇◆耳寄り情報◆◇ 小説は読むだけでなく、耳で聞いても感動するものです。 近頃は、無償で「朗読」を聞くことができるWebサイトも増えてきました。 「ことばの杜」は、NHKアナウンサーのOB・OGが集まって結成された LLP(有限責任事業組合)です。代表者は名アナウンサーである山根基世 さんです。 ”「ことば」の本当の美味しさを伝えたい。”という強い使命感に燃えて、 名作の朗読をWebサイトにアップしています。 秋の夜長を松平定知アナウンサーの名調子で芥川龍之介「芋粥」などを聞い てみるのはいかがでしょうか。 ことばの杜 http://www.kotobanomori.jp/ ◇◆近況報告◆◇ 現代芸術の国際展である横浜トリエンナーレの第3回が9月13日から 11月30日まで開催されています。今回のテーマは「タイムクレヴァス (ときの裂け目)」です。 前の2回と比べると会場がいくつもあり映像作品も多いので、見て回る のに時間がかかります。そのためかチケットは2日間有効になっています。 現代芸術を理解するのは私には難しかったですが、非日常の空間に身を 置く心地よさは感じることができました。 横浜トリエンナーレ2008 http://yokohamatriennale.jp/ 【桃伯通信】vol.63はいかがでしたか。 ご感想などございましたら、お気軽にメールして下さい。 これからも「桃伯通信」をよろしくお願い申し上げます。 バックナンバーは下記でご覧下さい。 https://www.tomocre.com/cgi-bin/mailmagazine/backnumber.cgi ◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邊桃伯子(わたなべともこ) 株式会社ともクリエーションズ http://www.tomocre.com/ E-mail:twatanabe@tomocre.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆