(株)ともクリエーションズの渡邊桃伯子です。 スーパーで「ふきのとう」や「たらの芽」を見かけるようになりまし た。昔は近所の野原で採集してきたのにと思いながら、素揚げにして 「春の息吹」を味わっております。 ◇【桃伯通信】は、渡邊桃伯子のお知り合いの方に弊社オリジナルの 同報メール送信システムでお送りしています。 ご不要な場合はお手数ですが、 https://www.tomocre.com/cgi-bin/mailmagazine/mm_cancel.cgi へアクセスして、メールアドレスをご入力の上「配信停止する」を 押してください。 ◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━   【桃伯通信】vol.57 SaaSの時代がやってくる         http://www.tomocre.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆ ◇◆桃伯子のコラム◆◇ 先月の日経新聞一面に、NTTが3月末から次世代ネットワーク(NGN)を使 って商用サービスを始めること、そのサービスはITシステムを貸出方式 で企業に提供することが掲載されていました。NTTが始めるのは「SaaS (サース)」と呼ばれるビジネスモデルです。 「SaaS(Software as a Service)」とは、ソフトウエアの機能をイン ターネットを通じて、サービスとして提供するビジネスモデルのことです。 ユーザは使用期間に応じて料金を支払います。 「SaaS」では、一つのシステムを複数の企業で共有して使うことになり ます。最近の「所有から利用へ」というITの潮流が、「SaaS」の普及を 後押ししています。 顧客管理などのシステムを「SaaSソリューション」として提供している 米企業のセールスフォース・ドットコムの顧客企業数は、2003年末に約 8,000社だったのが、2008年2月末時点で約38,000社とここ4年間で4倍以 上に増加しているそうです。 日本でも「PCA会計」などで有名なピー・シー・エー株式会社が、従来の パッケージ型システムをSaaS対応ソリューションとして5月から発売する ことになりました。 「SaaS」を活用するメリットは、コストが低く抑えられることです。 「SaaS」はWebブラウザがあれば利用することができるので、自社でサー バやパッケージソフトを用意する必要はありません。毎月の利用料を支 払えばいいだけです。 導入もパッケージソフトと比べると短期間に行うことができます。また IT専任スタッフがいない企業にとっては、サーバの保守やソフトウエア のバージョンアップ作業などをサービス提供会社に任せられることも 「SaaS」利用のメリットになります。 「SaaS」は、業務システムを自社で開発することが難しい企業にとって は、廉価なIT投資となります。 「SaaS」は、本当に必要な機能のみをオンデマンドに利用し、それに対 して支払いをするシステムですから、パッケージの一部分の機能だけを 利用したいが全体の導入となると・・と二の足を踏んでいた企業にとっ てシステム活用の可能性が広がります。 「SaaS」は、日本の企業にとって強力なITサポーターとなるでしょう。 これからの「SaaS」を注目していてください。 NTT、ITシステムをネットで提供――次世代網で http://it.nikkei.co.jp/business/news/busi_system.aspx?n=AS1D0703V+07022008 セールスフォース・ドットコム http://www.salesforce.com/jp/ ピー・シー・エー http://www.pca.co.jp/ ◇◆お役立ちサイト情報◆◇ 「消防防災博物館」は、インターネット上の博物館です。財団法人 消防科学総合センターが開設・運営しています。 展示(コンテンツ)はかなり充実しています。 「災害と防災」コーナーの「地震…その時に備えて」は、見応え読み 応えのある内容になっています。 「防災eラーニング」では、無料で防災についての知識をつけること ができます。市町村職員や消防団員が対象のようですが、一般人で も「防災知識習得パッケージ」を受講することができます。 修了後には、財団法人消防科学総合センターの理事長名の立派な修了 証をいただけるようですよ。 消防防災博物館 http://www.bousaihaku.com/cgi-bin/hp/index.cgi ◇◆耳寄り情報◆◇ 桃伯通信vol.53「新聞はどうなるの?」でご紹介した大手新聞三社の 共同ニュースサイトが1月末にオープンしてからよく見ています。 日経・朝日・読売の三誌の記事や社説を読み比べることができるので、 ニュースに対する様々な見方を読み取ることができます。 私がおすすめしたいのは、三誌のコラムが並んで掲載されているとこ ろです。時代の流れを感じることができますので、若い方にも是非見 てほしいです。 ただこのようなWebサイトができると、新聞離れが助長されるのではな いかと部外者ながら心配しております。 あらたにす http://allatanys.jp/ Vol.53「新聞はどうなるの?」 https://www.tomocre.com/mailmagazine/textdata/1191302033.txt ◇◆近況報告◆◇ 先日、久しぶりに自宅の近くにある「三渓園」に行ってきました。 三渓園は、著名な実業家であった原三渓氏が私財を投げ打って日本各 地から集めた古い建物が移築されている庭園です。 原三渓氏の日本文化に対する造詣の深さは衆知のことですが、驚くべ きことは、自邸である三渓園を一般市民に無料で公開していたことです。 1953年に原家から横浜市に寄贈されて、現在は財団法人三溪園保勝会 が管理・運営しています。 横浜では来年の開港150周年を前にして、原三渓氏の功績が改めて見直 されているようです。 桜の景観も有名です。お近くの方は是非お出かけください。 三渓園 http://www.sankeien.or.jp/ 開港150周年を機に“三渓園の生みの親”から学ぶ (ヨコハマ経済新聞) http://www.hamakei.com/column/169/ 【桃伯通信】vol.57はいかがでしたか。 ご感想などございましたら、お気軽にメールして下さい。 これからも「桃伯通信」をよろしくお願い申し上げます。 バックナンバーは下記でご覧下さい。 https://www.tomocre.com/cgi-bin/mailmagazine/backnumber.cgi ◇◆◇◆━━━━━━━━━━━━━━━ 渡邊桃伯子(わたなべともこ) 株式会社ともクリエーションズ http://www.tomocre.com/ E-mail:twatanabe@tomocre.com ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◇◆◇◆